金子宏さん(47期)が2012年度の文化功労者に

政府は10月30日に2012年度の文化勲章受章者6名と文化功労者15名を発表しましたが、同窓生である47期の金子宏さんも文化功労者に選ばれました。 

金子さんは上田市殿城出身で昭和28年(1949年)に上田高校(当時は上田松尾高等学校)を卒業され、東京大学法学部を卒業の後、昭和41年(1966年)には租税法を専門とする初めての東京大学法学部教授となられました。 平成3年(1991年)に東京大学を定年退官され、東京大学名誉教授となられた後も、横浜国立大学、学習院大学を経て、現在も東亜大学大学院の教授として研究と後進の指導に当られています。

この間、所得概念の分析・体系化で租税法を行政法から独立した法分野として確立すると共に政府の税制調査会委員を長らく務め、研究成果を国内外の実社会に適用する仕事にも従事されました。 その功績が高く評価され、今回の受章になったものと思われます。

2012.11.2 原田義則(65期)記