第57回総会を開催! 262人出席、児玉光史さん(95期)講演、黒坂黒太郎さん(66期)夫妻のコカリナと歌を楽しむ

関東同窓会は6月30日(土)11時半から、東京都千代田区一ツ橋の如水会館で第57回総会を開いた。 母校や同窓会本部、関西同窓会、中南信支部からの来賓も合わせて262人が 出席した。

 

▽児玉光史さん(95期)が講演

第1部の講演会では、ふるさとを元気にする「地元カンパニー」社長の児玉光史さんが「地元を離れているけれど地元にできることを考える」をテーマに、奮闘ぶりを約40分にわたって語った。

児玉さんは武石村(現上田市武石)出身で、高校時代は野球部に所属、東京大学に進学後も野球部で東京六大学リーグの本塁打王になるなど活躍した。

IT企業勤務を経て28歳で、地方の物産と消費地を仲立ちする「地元カンパニー」を東京で設立、現在上田市を拠点にアスパラなど長野県の物品のカタログ販売を中心に、小規模による効率の悪さをシステムの開発などで活路を開き、軌道に乗せている。

地方ならではの行政サービスを活用して、東京など全国の流通・消費者を結ぶビジネスを広く展開。イベントやキャンペーン事務局代行、貸家バンクなど、都市と地方の交流、故郷の活性化という社会的起業の実践を、パイオニアとして、ユーモアを交えて紹介した。「Uターン起業で既成のビジネス参入を目指してもチャンスはない」。余っているインフラや人手を使い「東京や全国からお金を持ってくるか」などの視点を強調した。

「進学面では今の上田高校は(同窓生が思っているほど)地元で魅力がない」「離れた人が地元に貢献したければ今はふるさと納税ぐらい」など、辛口も交えて、独自の地方活性化を展開。語り口に大きな拍手が送られた。

 

▽2018年度の会務計画や予算案などを承認

続いて開いた総会では、上原昇会長(65期)が「上田高校関東同窓会は60年前に設立され、節目の今年の総会は262人が参加する盛大な集まりとなった。71期を始め実行委員各期の取り組みに感謝したい。60周年記念で今総会の映像記録などをDVDにして、次の総会に披露したい」と挨拶をした。

 

▽世界のクロサカのコカリナの演奏を楽しむ

第3部は隣のスターホールに会場を移し、木管楽器コカリナの第一人者黒坂黒太郎(正文)さん(66期)と矢口周美さんご夫妻の演奏と歌を楽しんだ。

黒坂さんはハンガリーで出会った木管楽器コカリナを日本に紹介・改良し演奏と普及に努めた。昨年11月に米国ニューヨークのカーネギーホールで合奏団を連れて演奏、国際的にも高い評価を得ている。紹介では「ハンガリーで木の笛に出会ったとき上田の風景が浮かんだ。上田出身でなければコカリナは生まれなかった」と紹介したあとモンティの「チェルダッシュ」を独奏したあと、周美さんの歌に合わせてスコットランド民謡「海原」、オリジナル曲「木立を抜ける風の音」など温もりある音色を心の奥に響かせた。東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の奇跡の一本松をテーマに作った「一本の木」、世界平和を賛歌する「アメージング・ピース」など9曲をたっぷりと聞かせた。やまぬ拍手に応えて、特別に「上田高校校歌」をアンコール演奏し、会場を盛り上げた。

 

▽懇親・会食は、小林秀一実行委員長(71期)の開宴の辞で開幕。母校の廣田昌彦校長が、4年目を迎えたSGHの成果として、台湾など海外研修や首都圏フィールドワークで大学や国際機関の出先などを訪れプレゼンテーションを行ったことなどを紹介した。続いて小池健一同窓会中南信支部長(67期)の乾杯発声で懇親会に入った。参加者は期ごとにテーブルに分かれ、料理や飲み物を楽しみながら歓談した。最後は、来年度の総会実行員長期代表の長坂武見さん(72期)が「来年度も多くの同窓生を集め盛大に開催したい」と挨拶し、4時間を超す長丁場の総会が閉宴となった。

(会報編集長、本村龍生記)

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